ミスターシニア

 20代から所々に白髪が交じるような髪質で、30代になると若白髪の傾向が見え始めました。実は、父親が白髪頭で、還暦を過ぎてからは、 真っ白な状態でしたので、遠からず自分もああなるだろうと、 半ば諦めていました。しかし、友人数人とドイツを中心に、鉄道網の発達したヨーロッパを体感すべく、列車で旅したことがありました。その旅で、ベルリンからミュンヘンの切符を買い求めた際に、なぜか、私の切符だけ、色が違っていて、奇妙なことに値段が安いのです。

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でも、何がどうあれ、値段が安いのは大歓迎でした。とは言うものの、不思議でなりませんし、みんなと違うので、無事、ミュンヘンに着くのかも心配です。そこで、指定の席に落ち着いてから、友人達とくだんの切符をよくよく調べてみました。ややあって、友人の一人が「これだ」と、切符の一部を指さしました。何とそこには「senior」の文字がくっきりと書かれているではありませんか。シニア割引だったのです。友人達は、大爆笑です。

そこから先の旅では「ミスターシニア」が、私の名前に変わりました。そのこともあって、ヘアカラーを洗髪時にするようになりましたが、うまくいきませんし、光線の具合では、紫や緑に光って見えること もあるので、今は、「ぼかし」という自然な感じで、白髪を目立たなくする紙染めを行きつけの美容室で行っています。